脳血管障害の発症(母)要介護2 その1
脳卒中で救急搬送
母が2016年6月9日午前10時過ぎに脳卒中で救急搬送され、もうすぐ1年が経ちます。
右被殻出血でした。「搬送時の出血量は約10CC、搬送後数時間後にもう一度CTを撮り出血が広がっていたら手術をしてもいいですか?」とドクターに聞かれ頭の中が真っ白になったのを昨日のように思い出します。今まで何人もの脳血管障害後の麻痺の方を治療してきましたが、いざ自分の肉親が同じような状態になると動揺がありました。幸い2度目のCTで出血は大きくなっていなかったので、手術にはなりませんでした。運動と感覚の麻痺はありました。
倒れてから3日間はドクターから移動の許可が出ず、寝たきりでした。意識はあり、会話はできました。しかし後日、本人に確認したところ、この時の記憶は一切ないそうです。
4日目、ようやく車いすに座る許可がでました。
そして5日目に脳血管障害専用病棟に移りました。
6日目から母はリハビリが始まり、家族は6日目からソーシャルワーカーの方と転院先のリハビリテーション病院を決めるのに慌ただしい日々を過ごしました。
母の鍼灸治療開始時期について
<2日目 6月10日>
看護師さんの許可を頂いた後、本当に軽く手足を刺さない鍼で擦りました。時間は約1時間だったと思います。この時は効果はありませんでした。
<3日目 6月11日>
仕事で病院には行けず
<4日目 6月12日>
日曜日だったので、面会時間開始に病院に行きました。この日から車椅子に座っていました。夕食までの約3時間、2日目と同様の治療に加え頭も擦るようにしました。食後、看護師さんが指先の感覚をチェックしたところ、少し痛みを感じました。それは健常者の感覚から比べると無いに等しいレベルです。しかし、昼食後には全く感じなかったものが感じるようになったのは大きな一歩だった思います。
<5日目~14日目>
この期間は転院先を探しながら、鍼をできる時間が少しでもあれば4日目と同様の治療をしていきました。この時はまだドクターも驚く効果はなく、ものすごい効果が現れるのはもう少し先になります。母はどのような状態だったかと言うと一人では何もできませんでした。立つことも寝返りをすることも、もちろん排泄も人の手が必要でした。
この続きはまた書きます。