2016年6月29日に日本赤十字病院から渋谷区にあるリハビリテーション病院に転院しました。医師に鍼をして良いか確認したら、刺さない鍼(鍉鍼)のみ許可が出ました。なぜ、刺す鍼はいけないのか医師に確認したとろこ、『以前許可をして鍼が病室に落ちていたことがあった。安全面から考慮して許可できない。』とのことでした。
医師も驚いた回復
始めの約3週間は大部屋が空いておらず、個室でした。個室だったので、刺さない鍼(鍉鍼)より普通の刺す鍼の方が治療効果が高いのを知っている私は、鍼の本数をしっかりと管理し母に鍼をしました。刺入部位は頭部、左手、左足です。治療間隔は週に4,5回です。約3週間で驚くべき回復をしました。転院当初は立つことすら出来なかった母が一人で歩けるようになりました。これはリハビリテーション病院のお陰もあると思いますが、医師との面談で医師が母の急激な回復に驚き、鍼で何をしているのか?と訊ねられ鍼の効果と確信しました。
入院をして約10日、医師の勧めでオーダーメイドの装具(約5万円)を作りました。しかし、その装具は1週間ぐらいで使わなくなりました。
入院から約30日経過時点では、病院周り約1.5㎞を理学療法で杖なしで歩いてました。回復が早すぎるので、必然的に退院予定も早まり結果的に約2ヶ月で退院となりました。因みに転院当初は2ヶ月半から3ヶ月の入院と言われてました。
今年の介護認定では、要介護2が要支援1に変更になりました。現在、病気になる前までの回復とはいきませんが、もう自立しています。空いている道ならば自転車にも乗っています。
なぜここまで回復したのか!?
これは治療開始時期の早さと治療回数の多さだと考えています。治療開始時期の早さは、筋肉が硬くなる前(拘縮前)に繋がり、治療回数の多さはより多く刺激を手足に与えられたとこに繋がり、結果素晴らしい回復をしたと考えております。ただ、現時点では肉親以外に早い段階での治療は難しいです。それは医師の許可が中々得られないからです。少しでも鍼灸に理解をしてもらえるように今後も精進して参ります。