入社2ヶ月で学んだこと

営業時間が終わると毎日治療院の床を水拭きしています。
院長からは居心地の良い空間を作るようにと掃除を任せられています。最初はただ掃除をしているだけでしたが、入社して2ヶ月が経ち掃除から学べる事がこんなにあるのかと気付きました。

・気付く力
・おもてなしの心
・道具などを大切に使う心
・準備などの計画性
・モチベーションの向上
・モラルの向上 など

この中でも特に気付く力が身に付き、患者さんの事を第一に考えて行動できるようになってきたと思います。
汚れやゴミに気付き、明日の患者さんが気持ち良く治療を受けれるように掃除をしています。そうする事で患者さんのちょっとした仕草や表情からお困りの事など少しずつ気付けるようになってきました。


当院は1つの症状だけを見るのではなく、体全体の不調を整える治療です。
例えば、腰が痛い場合いつもの歩き方と違い、腰が前傾になっている事や足の出し方が不自然なことがあります。患者さんが玄関から治療室まで歩く動作からも体の不調が分かります。
また電話予約や問診時の声色など、いつもと何か違うという変化を感じ取って治療に取り入れているので、気付く力は治療を組み立てる上で重要な事です。


以前院長から、「治療家は鍼の練習だけをしても上手くならない、それ以外の要素が多い」と教わりました。その言葉の意味は鍼をするだけが治療ではなく、予約された時からお見送りまで患者さんを見る事が全て治療に通ずるという事だと思います。

まだまだ修行の身なので院長の体を借りて鍼の練習をしていますが、それ以前に施術者としての心構えを普段の業務から学んでいます。

掃除中の写真


掃除後の写真



今後も居心地の良い空間を提供できるよう掃除に取り組んでいきます!

渡部

2022年06月02日