栄養バランスの重要性
人間の体の約96%は、糖質やたんぱく質、脂質、ビタミン類などの有機物と水分からできています。残りの約4%を構成しているのがミネラル類 です。
糖質、脂質、蛋白質、ビタミン、ミネラルは5大栄養素と呼ばれています。それらをバランスよく摂取する事が推奨されています。しかし現代人は5大栄養素の糖質、脂質、蛋白質を多く摂取しており、偏りのある食生活になっている方が多いです。また5大栄養素の中で特にミネラル摂取量が減少しています。ミネラルとは他の4大栄養素が十分に機能する為の調整役として働きます。鉄(fe)や亜鉛(zn)などの元素記号のほとんどがミネラルに分類されます。ミネラル類は114種類あり、その中でも不足すると健康に害を及ぼすとされている物を必須ミネラルといいます。これらは16種類あります。ミネラルは体内で生成されない為、食事で摂取するしかありません。
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栄養の偏りやミネラル不足は果物、野菜を摂取する量が減少している事が原因と厚生労働省で言われています。また食物自体の栄養価も低下していると文部科学省でも謳っています。
画像2のデータのようにビタミンや鉄分は1950年の計測から大きく減少しています。原因としては農薬や遺伝子組み換えなどが影響しているのだろうと考えられています。普段の食事だけでは昔より栄養が摂取しにくくなっています。
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(現在、ビタミンAはα-カロテンとβ-カロテンだけではなく、β-クリプトキサンチンも合わせて計算しています。)
(ビタミンCは測定技術の進歩により測定データが低くなる為、ビタミンCの減少は、測定技術の進歩で説明できることも多いです。)
一般的な野菜では栄養バランスが崩れやすいので有機野菜や無農薬野菜を取り入れる事をおすすめします。有機野菜や無農薬野菜は害虫から身を守るため、フィトケミカル(ファイトケミカル)と呼ばれる成分を生成します。フィトケミカル(ファイトケミカル)はリコピンやビタミンCやミネラルなどの栄養素が一般的な野菜よりも多いので栄養バランスの改善に繋がります。
またサプリメントを併用することもおすすめします。
当院ではミネラルのサプリメントを扱っています。医師会が設立した「医学団体 日本成人病予防協会」推奨品の植物性のフルボ酸ミネラルです。気になる方はお気軽にスタッフまでお声がけください。
健康の基本である食事に気を配り健康な生活を送って頂きたいです!
参考文献
https://athleterecipe.com/column/21/articles/201908070000227