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胃腸病

今度の日曜日に経絡治療学会関東支部 令和元年度2回目が開催されます。

今期から研究科講師になり、基礎科で教えていたことより少し難しいことを教えることになりました。でも、何も知らない人に教える方が難しかったかもと1回目に感じました。

そして、11月は胃腸病について実技講習をします。これから冬本番になり胃腸炎風邪が流行るので、タイミング的には旬な題材かと思います。
今回は少し広く、下痢・嘔吐・発熱・悪寒・胃痛・吐き気を東洋医学的にはどのように考え、治療を行うかを伝えたいと考えております。

まだ、今期の申し込みをしていない受講生の方は11月からでも申し込みできます。是非お出かけください!一緒に勉強しましょう!!

 

2019年11月11日日記:徒然

変わるアレルギー疾患の考え方

先日、19年の年明けに参加した医師の講演の叢書が届きました。

 

アレルギーに関しての考え方はここ数年で大きく変わってきています。その治療法も変わってきています。

一つにアレルギー科ができたことです。今までは花粉症なら耳鼻咽喉科、喘息なら呼吸器内科など症状によって診療する科が違っていたと思います。アレルギー科ならば一つの科で診察が受けられます。

他にも今まで原因不明のアナフィラキシーショックの原因も分子レベルで考えると原因が分かるようになってきたことです。

治療方法は、今まで薬で症状を抑えてる治療が主流だったのが、今後はアレルギー反応がでないような治療方法に今後変わっていくことなど。

細かいことを言い出したらキリがないぐらいアレルギー疾患の考え方が変わってきています。常に新しい治療方法・考え方を勉強し、今後も患者さんに最善の治療方法を提案していきます。

2019年10月03日アレルギー疾患:アレルギー疾患

消費税増税後の治療費

あまり知られてはいないと思いますが、鍼灸治療費には消費税がかかります。

令和元年元年10月1日に消費税が増税されますが、当院は治療費を変更しません。

2019年09月19日日記:徒然

看板できました

今更ですが、開業49年目に看板を作って頂きました。
昨日、納品され付けて頂いたのですが、強風で飾れませんでした。なぜなら看板と言ってもタペストリーで、ベランダから吊るしています。

いらした時は見てください。あまり大きくはないですが、目印にはなると思います。

 

 

 

2019年04月12日

第34回学術大会 広島大会

 23日(土)から25日(月)まで
「第34回 経絡治療学会学術大会 広島大会」に参加して参りました。テーマは、「母と子の経絡治療 妊娠~子育てを支える伝統の力」
とても勉強になりました。色々と書くと長くなるので割愛します。

今回の患者さんへのお土産は、「もみじ饅頭」に致しました。先着順ですので、お早目にお出掛けください。

 

 

2019年03月26日

花粉症(アレルギー)

 2月の経絡治療学会関東支部で花粉症の講義をして参りました。花粉症などのアレルギー疾患は鍼治療で改善します。本格的なシーズンに入り患者さんに色々と説明していくと多くの方が間違った解釈をしていることに気が付きました。

 花粉症はアレルギー症状の一つです。アレルギーには、花粉症の他にアトピー性皮膚炎・喘息・鼻炎・結膜炎などがあります。大きい病院に行くと新しい診療科目の一つに「アレルギー科」と言う科があります。今までは、鼻炎と喘息をお持ちの方は耳鼻咽喉科と呼吸器内科の二つを受診されていたと思いますが、アレルギー科であれば一つの科を受診すれば良くなります。アレルギー科のドクターは、「鼻炎をお持ちの人は高い確率で喘息になる」と言っていました。それはアレルギーを引き起こす原因(体質や物質など)が同じだからだと思います。

 皆さんが多く勘違いしているところは次の通りです。先程例に出した症状(花粉症・アトピー性皮膚炎など)はアレルギーが原因で起きた症状の一つです。症状の根本(原因)は同じです。それは原因物質に過剰に反応する体質です。自己免疫疾患の一つが花粉症などを含むアレルギーです。それらを改善する方法はいくつもあります。鍼治療で改善するのは当たり前なので今回は割愛します。

腸内環境を整える

 最近は乳酸菌でアレルギーが改善すると言われています。実際に森永乳業は鳥取医大と共同研究をして、半数以上の人に花粉症が消失もしくは軽減したと報告しています。乳酸菌やビフィズス菌等を使い腸内環境を整えアレルギーが改善するのはリスク(副作用など)が少なくて一番良いのかもしれません。

 他に病院では、症状を一時的に抑える方法としてはステロイド剤や抗アレルギー薬などを処方してもらう方法や根本治療に近い舌下免疫療法などの選択があると思います。

 どのような治療方法を選択するかは自由です。だた一つ強く思うのは、出てきた症状に対して行う治療よりも改善を目的とした根本治療を強くすすめます。症状を一瞬抑える薬を服用しながらでも構わないです。その間に自分に合う乳酸菌を見つける手段でも。5年後、10年後も健康でいる為にもより良い治療を選択してください。より多く治療の選択肢を患者さんに提示するのも当院の仕事だと考えています。

2019年03月06日

講師になり7年目の新年会

昨日は、経絡治療学会関東支部の講習と新年会がありました。

講習会だけ参加し、新年会は参加しない方もおりますが、今年も多くの方に参加して頂きとても有意義な時を過ごすことができました。

今後も精進して参りますので、宜しくお願い申し上げます。

新年会最後に撮った全体写真です。

 

 

2019年01月21日

明けましておめでとうございます

あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします
当院は、本日5日より通常通り診察しております。
新年は生薬100%の入浴剤を御年賀として皆様にお渡ししております。先着順なので、早目にお出掛け下さい。

 

皆さん、年末年始はいかがでしたか。今回は暦上1週間以上のお休みだった方もいるかと思います。お正月が少し落ち着いてからスキーなどの旅行に出掛けた方もいるでしょう。

私は明日6日は、まだのんびり過ごしたいのですが、アレルギー疾患の講義を聞きに有楽町にある国際フォーラムに行きます。しかも朝から夕方まで。正月ボケしている身体(頭)にムチを打ち頑張ります!
今回はドクターの講演なので、難しい話が多いのかな。とりあえず聞いてきます(笑)

 

2019年01月05日

子宮内膜症 その3

子宮内膜症の症状は大きく分けると下記の2つです。

①月経痛
②不妊

「子宮内膜症 その2」
にも書きましたが、症状に関しては個人差があります。
(病気の進行と症状は必ず比例するとは限りません)

疑問に思われるのは、受診の基準と治療法だと思います。
まず西洋医学から説明します。

西洋医学

<受診の目安>

  • 市販の鎮痛剤を飲んでも痛みがコントロールできない
  • 今までは月に1~2日飲めば日常生活を送れたのに、最近では飲んでもしんどい、仕事に行くのがつらい
  • 鎮痛剤を飲む量が以前より増えてきた

 

<治療方法>

子宮内膜症という病気は、閉経するまでは自然に治ることはなく、再発を繰り返すため、手術をしてもまた再発してしまう可能性が高いです。なので、下記のような治療法が多いです。

a)軽症の人にはEP配合製剤/低用量ピル。
b)ある程度重症の人やEP配合製剤/低用量ピルが効きにくい人には黄体ホルモン製剤

黄体ホルモン製剤には、排卵を抑制し、内膜の増殖を抑えるだけでなく、子宮内膜症の痛みの原因となるサイトカインの分泌を抑制する働きがあります。服用中は不正出血が見られるのですが、痛みが楽になる効果が強いと言われてます。

また、不妊の場合は腹腔鏡手術が治療の第一選択になります。
薬物療法を行っている間は、排卵が抑制されるため妊娠はできません。手術を行う場合、軽症の人ではある程度、妊娠率の改善が見られるが、重症化して卵管や卵巣が子宮内膜症の病変に巻き込まれて癒着してしまっているような場合には、手術をしても自然妊娠が難しい場合があります。

当院(東洋医学)での受診の目安及び治療の改善基準

<受診の目安>

基本的に西洋医学と違いはありません。
それに加えて「子宮内膜症 その2」に記述してある症状が一つでもある場合は治療をおすすめします。

<治療法及び治療間隔>

当院は脈・舌・お腹などを診て、全身の状態を把握し鍼灸治療をします。当院は、月に2回の治療をおすすめしております。治療後、次の生理から痛み等の軽減もしくは消失を実感するでしょう。
薬の副作用がないメリットもあります。

2018年10月01日婦人科疾患:婦人科疾患

子宮内膜症 その2

子宮内膜症の症状

1)生理痛

生理痛とは生理時に痛みが少しでもあることを言います。薬を飲むか飲まないかではなく、痛みが有るか無いかです。

2)腰痛

仙骨のあたりに痛みを感じる方が多いです。仙骨より少し上に痛みを感じる方もいます。

3)股関節痛

股関節に痛みを感じるだけでなく、違和感や股関節が少しゆるい感じがするとこも含みます。

4)坐骨神経痛

お尻のほっぺから足にかけてつっぱる感じや痛みのことです。神経痛っておじいちゃんばかりがかかる訳じゃないですからね

5)性交痛

セックスで腟の奥のほうが痛む場合、子宮と直腸のあいだのくぼみ(ダグラス窩)に病変があると思われます。

6)排便痛

肛門の奥に痛みを感じる場合です。(手前ではないですよ)子宮と直腸が癒着(ゆちゃく)しているときなどに起こる症状です。

7)下腹部の痛み及び違和感

これは生理の時以外に感じた場合です。

子宮内膜症の症状は個人差があります。無症状の方もいれば、月経痛で倒れる方もいます。上記の症状がなくても子宮内膜症の可能性はあります。逆に上記症状があっても子宮内膜症ではない可能性もあります。

 

 

2018年08月30日婦人科疾患:婦人科疾患

子宮内膜症 その1

 女性なら良く耳にする婦人科疾患の一つだと思います。現在、病院に通われていてピルを服用されている方も少なくないでしょう。
でも病名は聞くけど、どんな病気なのって思う人も多いのではないでしょうか。
今回は「子宮内膜症」がどんな病気なのか書きます。

簡単に言うと子宮内膜が子宮以外の場所(卵巣、ダグラス窩、腹膜など)で増殖し、剥離を繰り返す病気です。

子宮内膜の増殖と剥離の周期

増殖期

月経終了から排卵日までは、子宮内膜が増殖します。

分泌期

期間は排卵日から月経までです。着床に適した状態を整えて受精卵を待ち受ける準備をします。

月経期

子宮内膜が剝れ落ち体外へ排出します。


子宮以外の場所で増殖した子宮内膜は腹腔内にとどまり、炎症や痛み、癒着(ゆちゃく)の原因になります。
これが子宮内膜症です。

因みに、子宮の内側からはがれ落ちた子宮内膜は、月経血として腟から体の外に流れ出ていきます。
次回は症状について書きます。

2018年06月12日婦人科疾患:婦人科疾患

春を感じる

先週末(3/24~3/25)に開催された『第33回 経絡治療学会学術大会 東京大会』も機材のトラブル等がありましたが、無事に終わり一安心して春を感じる余裕が出てまいりました。気が付けば治療院のベランダで育てている花が咲いていたり、蕾をつけていました。

毎年花を咲かせてくれるシクラメン、例年は3月上旬あたりに咲いている記憶があります。


これは毎年4月下旬ごろに花を咲かせる「スペシオ キンギアナム」
白い花ですごくいい匂いのする蘭の一種です。もう少しで咲きそうです!

これは「シンビジウム」
昨年に続き花を咲かせてくれそうです!これも蘭の一種です。スペシオ キンギアナムと比較すると花が大きいので立派に見えます。

 

春は出会いや別れの季節でもありますが、花もたくさん咲く季節でもありますね。
ちょっと一休みブログでした!

2018年04月02日

新しいスタッフ

表題は新しいと書きましたが、正しくは復帰です。
立春を過ぎた2月5日から私の母が働きに来ています。脳卒中で倒れて、健常者のように細かい手捌きができないので、鍼をすることはありません。
初めて会う方もいると思いますが、宜しくお願い致します。

2018年02月19日

腱鞘炎 30代 女性

初診は腱鞘炎で来院した30代女性の当院への評価です。

 

いつもお世話になっています。腱鞘炎で腕が痛くて仕事ができず、急きょネットで探してかけこんだのが始まりでした。一晩で、あれだけ痛かったのがウソのように治り、それにまずびっくりしたのと同時に感動しました。その後も体に不調が出てくる度に治療をしてもらってはまた頑張って仕事に行く、というのが最近の習慣になっています。ここが不調だなぁと思って、ここに来ると帰り道にはその不調が無くなっている OR 明らかに軽減していることに毎回感謝しながらもやはりいまだに毎回不思議です(^_^;)これからもよろしくお願いいたします。

2017年12月02日

生理痛 20代 女性

目黒区にお住まいの20代女性の口コミを紹介します。

以前から鍼に興味があったけど、痛そうで怖いな~と思ってました。でも思い切って受けてみたら、ほとんど痛くないし、頭痛と生理痛がなくなって、超うれしかったです。ありがとう~

2017年11月24日婦人科疾患:婦人科疾患

しりもちからの腰痛(30代 女性)

8月中旬 階段から足を滑らせ、まるでマンガのような落ち方で尾てい骨をひどく痛めました。丸一日自分で立ち上がることもできず、医者からは「強い痛みは1ヶ月半くらい続く。その間、座る時はお尻を浮かせたりして頑張って。」と、自然に治るより他に手の施しようがないとの診断・・・。趣味でフラダンスをやっていて、2ヶ月後には舞台が控えていたので、練習の為にも何とか痛みを和らげられたらと、中目黒鍼療所に駆け込みました。2日間治療を受け、治療前は泣く泣く3時間の新幹線に揺られて来たのに、帰りは全然大丈夫!びっくりでした!その後もう一度治療を受け、痛みは約3週間で消えました。おかげでフラもちゃんと踊れて、本当に感謝しています。高校生の時にもスノーボードで尾てい骨を痛めたことがあり、その時は痛みが1年以上続いたので、3週間で治ったこと、本当に驚きました。ありがとうございました。

2017年11月03日

不定愁訴と40代での妊娠(40代 女性)

数年間、身体の痛み、痺れ、湿疹等に悩んでいた方から頂いた手紙です。

 私は静岡県浜松市在住ですが、一年間中目黒鍼療所にお世話になっています。ここ数年ずっと身体の痛み、痺れ、湿疹に悩まされていました。特に顔面と目の奥の痛みは辛かったです。

 原因がわからないので、いろいろな病院にかかりました。内科、皮膚科、脳神経外科、カウンセリングにもかかりましたが、結局どれも納得がいく説明はおろか、私の症状を理解してもらえませんでした。それが一番悲しかった。だから治すことは諦めてしまいました。痛いけど生死に関わるわけではないからと!そんな時に職場の人が、心配して、地元の鍼灸院を紹介してくれました。不安はありましたが、西洋医学で治らないのなら、東洋医学にかけてみよう!と受診してみました。

 その先生は、分かりやすく説明してくれ、私の症状を理解してくれたのですが、週二回から三回の通院を1ヶ月ほど通っても、効果は得られず、通院にも疲れ、金銭的にも問題があり悩んでいたところ、以前から知り合いの先生に相談してみました。 

 浜松から東京に通うのは大変ですが、月一回での治療で身体の痛みは違ってきたのです。前の鍼灸院で十回以上通っても何も効果がなかったのが嘘みたいでした。原因は冷えでした。内臓器官も弱っていました。 中目黒鍼療所の良いところは、自分の鍼を使って治療してもらえ安心して任せれるところだと思います。今では、風邪も引かなくなって、仕事を休む事もないです。そのおかげで、長年の夢だった『富士登山』にも今年は挑戦し、無事に登頂出来ました!しかも、四十歳にして赤ちゃんも授かりました。自信がついたのがすごく嬉しかったです。諦めなくて良かったと心から思います。中目黒鍼療所には感謝しています。

2017年10月23日婦人科疾患:婦人科疾患

空咳が流行っています

先週1週間は空咳の患者さんがとても多かったです。ここまで空咳の方が続くのはとても珍しいです。皆さんの共通点は「約2週間前から咳が止まらない。」ことです。恐らく2週間前からの気候が大きく関係していると推測されます。
空咳は鍼灸でとても治りやすい症状の1つです。いらした患者さんはだいたい1回から3回の治療で治っています。
咳って嫌ですよね。まわりの方に不快な思いをさせてしまっていないか等気を遣ってしまう症状の1つだと思います。何より自分自身がツラいですよね。我慢せずに鍼灸治療をオススメします!咳が止まらない時には鍼灸を試してみてください!

2017年10月01日

クラシックバレエで足首を痛めた方

クラシックバレエの発表会を目前に控え、突然右足が腫れてきてひどい痛みながらも整形外科レントゲンでは骨に異常なし、ということが2回も続いたということで不安を抱えながら来院されました。
鍼は全く初めてということもあり、患部以外の部分を浅く治療。前身頃、後ろ見頃、肩、と全身治療します(皆様にそうさせていただいてます)その後のメールで、足だけでなく、目がよくなった、肩こりがなくなった、内蔵が調子良くなったと喜んでいただき、発表会が終わったあとも通っていただいております。

このように整形外科で骨や靱帯等に異常がないと言われて来院する方は少なくありません。もしそのようなお悩みをお持ちでお悩みの方は一度相談ください。

2017年08月09日

脳血管障害の発症(母)要介護2 その2

 2016年6月29日に日本赤十字病院から渋谷区にあるリハビリテーション病院に転院しました。医師に鍼をして良いか確認したら、刺さない鍼(鍉鍼)のみ許可が出ました。なぜ、刺す鍼はいけないのか医師に確認したとろこ、『以前許可をして鍼が病室に落ちていたことがあった。安全面から考慮して許可できない。』とのことでした。

 医師も驚いた回復

 始めの約3週間は大部屋が空いておらず、個室でした。個室だったので、刺さない鍼(鍉鍼)より普通の刺す鍼の方が治療効果が高いのを知っている私は、鍼の本数をしっかりと管理し母に鍼をしました。刺入部位は頭部、左手、左足です。治療間隔は週に4,5回です。約3週間で驚くべき回復をしました。転院当初は立つことすら出来なかった母が一人で歩けるようになりました。これはリハビリテーション病院のお陰もあると思いますが、医師との面談で医師が母の急激な回復に驚き、鍼で何をしているのか?と訊ねられ鍼の効果と確信しました。
 入院をして約10日、医師の勧めでオーダーメイドの装具(約5万円)を作りました。しかし、その装具は1週間ぐらいで使わなくなりました。
 入院から約30日経過時点では、病院周り約1.5㎞を理学療法で杖なしで歩いてました。回復が早すぎるので、必然的に退院予定も早まり結果的に約2ヶ月で退院となりました。因みに転院当初は2ヶ月半から3ヶ月の入院と言われてました。

 今年の介護認定では、要介護2が要支援1に変更になりました。現在、病気になる前までの回復とはいきませんが、もう自立しています。空いている道ならば自転車にも乗っています。

なぜここまで回復したのか!?

 これは治療開始時期の早さと治療回数の多さだと考えています。治療開始時期の早さは、筋肉が硬くなる前(拘縮前)に繋がり、治療回数の多さはより多く刺激を手足に与えられたとこに繋がり、結果素晴らしい回復をしたと考えております。ただ、現時点では肉親以外に早い段階での治療は難しいです。それは医師の許可が中々得られないからです。少しでも鍼灸に理解をしてもらえるように今後も精進して参ります。

2017年06月12日

脳血管障害の発症(母)要介護2 その1

脳卒中で救急搬送

母が2016年6月9日午前10時過ぎに脳卒中で救急搬送され、もうすぐ1年が経ちます。
右被殻出血でした。「搬送時の出血量は約10CC、搬送後数時間後にもう一度CTを撮り出血が広がっていたら手術をしてもいいですか?」とドクターに聞かれ頭の中が真っ白になったのを昨日のように思い出します。今まで何人もの脳血管障害後の麻痺の方を治療してきましたが、いざ自分の肉親が同じような状態になると動揺がありました。幸い2度目のCTで出血は大きくなっていなかったので、手術にはなりませんでした。運動と感覚の麻痺はありました。
倒れてから3日間はドクターから移動の許可が出ず、寝たきりでした。意識はあり、会話はできました。しかし後日、本人に確認したところ、この時の記憶は一切ないそうです。
4日目、ようやく車いすに座る許可がでました。
そして5日目に脳血管障害専用病棟に移りました。
6日目から母はリハビリが始まり、家族は6日目からソーシャルワーカーの方と転院先のリハビリテーション病院を決めるのに慌ただしい日々を過ごしました。

母の鍼灸治療開始時期について

<2日目 6月10日>
看護師さんの許可を頂いた後、本当に軽く手足を刺さない鍼で擦りました。時間は約1時間だったと思います。この時は効果はありませんでした。
<3日目 6月11日>
仕事で病院には行けず
<4日目 6月12日>
日曜日だったので、面会時間開始に病院に行きました。この日から車椅子に座っていました。夕食までの約3時間、2日目と同様の治療に加え頭も擦るようにしました。食後、看護師さんが指先の感覚をチェックしたところ、少し痛みを感じました。それは健常者の感覚から比べると無いに等しいレベルです。しかし、昼食後には全く感じなかったものが感じるようになったのは大きな一歩だった思います。
<5日目~14日目>
この期間は転院先を探しながら、鍼をできる時間が少しでもあれば4日目と同様の治療をしていきました。この時はまだドクターも驚く効果はなく、ものすごい効果が現れるのはもう少し先になります。母はどのような状態だったかと言うと一人では何もできませんでした。立つことも寝返りをすることも、もちろん排泄も人の手が必要でした。

この続きはまた書きます。

2017年06月01日

膝の痛み

2月19日に経絡治療学会関東支部で膝痛について講義してきました。それについて少しまとめてみます。

膝が痛いと来院する患者さんに膝に関して聞いていくと、「水が溜まっているような感じがする。」「膝が腫れているような感じがする。」と言う人が多いです。左右の膝を比べると痛くない方の膝(以下、健側)も痛い方の膝(以下、患側)も少し腫れていることが多々あります。なぜ両方とも腫れてるのか。更に触診をしていくと、患側では膝の靱帯が少し緩くなっていたり、大腿部に硬結(コリ)があります。運動等をせずに靱帯が急に伸びたり、軟骨が急に擦り減ることありません。それ以外に痛くなった原因を考えてみましょう。

関節痛と湿邪


東洋医学では関節痛は湿の邪(湿邪)が大きく関係しています。
膝等の関節痛がある人が「明日、雨が降るよ」って言うと本当に雨が降るって話を聞いたことありませんか?あれは雨の前日に湿度が上がって自分の関節が痛みそう(もしくは痛い)だから分かるのです。蛙が雨の前日に水から上がるのと同じです。それが湿です。身体が元気だと湿が体内に入ってきても上手に対処してくれます。疲れていたりすると湿邪によって関節痛(膝痛等)の症状が表れます。

冷え性の人と胃腸が弱い人がなりやすい

膝痛で来院する人のほとんどが「冷え性の人」か「胃腸が弱い人」です。
まず、冷え性の人がなぜ関節痛になりやすいのか説明します。湿邪を水と考えてください。膝などの関節痛を治すにはその水を無くせばいいのです。例えば、熱したフライパンに水を入れると水は蒸発し無くなります。それと似たようなことを身体でやれば治ります。なので冷え性の人がなりやすいのです。

次に胃腸が弱い人について説明します。東洋医学では陽気(身体を温める気)の発散に大きく関与しているのは胃腸と考えられています。胃腸が弱り陽気で身体を温めることができずに水(湿邪)を乾かすことができずに関節痛を引き起こします。

もうお分かりかと思いますが、両者に共通するのは「身体が冷えている」ことです。

暑がりの人は冷えていることが多い

これは意外と思うかもしれませんが必然です。例えば、雪の中にしばらく手を入れてみて下さい。その手は段々と冷えていきます。そして雪の中から手を出すと不思議とその手は温かさを感じます。手は冷えているけど、温かい。それが身体全体で起きると暑さを感じやすい。暑さを感じやすいでの、汗をかきます。汗が止まらない人や必要以上に汗をかきやすい人、それは身体が冷えているからです。
暑がりが故に身体を必要以上に冷やすことを好み、結果冷えてしまっているが、冷えていることに気が付かない。これは太っている人に多いです。

治療について

胃腸等を整えて陽気を上手く発散させ、冷えを取り除き冷えにくい身体を体質改善として行います。暑がりの人は治療を頻繁に受けることをお薦めします。なぜなら日常的に冷やすことを好むので、すぐに身体を冷やしてしまいます。何事も冷えは禁物です!!

2017年02月22日

胃腸炎(冷えによる)

2016年12月に経絡治療学会関東支部で胃腸炎に対する鍼治療について講義致しました。ここでは胃腸炎はどのようになるのか東洋医学的に説明します。

胃腸炎(ノロウイルス・ウイルス性胃腸炎等)

胃腸炎は、例年ですと12月頃から流行ります。12月は空気が秋から冬に変わり、寒さが一段と厳しくなる時期です。
2016年は例年と違い9月下旬と11月下旬にも増えました。なぜかと言いますと、気温が急に下がったからです。11月23日だったと思いますが、珍しく東京でも雪が降りました。そこから考えても分かる通り冷えが大きく関係します。

東洋医学的に寒邪(冷え)がどのように進行していくか、症状を6段階に分けていきます。

①太陽病:悪寒、首から腰背部のこわばり、小便が近くなる、おならがよく出る等
この太陽病が葛根湯を服用するタイミングです。恐らくこのタイミングで葛根湯を服用する人はほとんどいないでしょう。ここで葛根湯を服用するととても良く効きます。

②陽明病:発熱、腹痛、腹満等 中には便秘する人もいます。

③少陽病:吐き気、食欲低下、食欲旺盛、めまい、咽乾(からえずき)等
ここまでは発汗すると治りやすいです。方法は運動でもサウナ等でも構いません。。

④太陰病:下痢・嘔吐等
多くの人がこの時に病院に行くと思います。

⑤少陰病:悪寒・四肢の冷え・水様の下痢等

⑥厥陰病:下痢・嘔吐・食中毒等

これが素問 熱論篇に書かれている寒邪(冷え)の進行順序です。
寒邪の進行速度は、色々な原因により変わります。早いと1時間程度で、遅いと数日をかけて。例えば、強いウイルスや素因として胃腸が元々弱い人などは症状が早く出るでしょう。寒邪が身体に入ってきても抵抗力の強い人や身体を温めたりして寒邪を知らずに退治している人もいます。

ウイルス等に接することなく暮らす可能性は限りなくゼロに近いです。
寒邪等が体内に入ってきたら早い段階で適切な方法で治療するのが一番です。運動でも、葛根湯でも、鍼でも何でもいいです。下痢と嘔吐は本当に辛いです。少しここで書いたことを意識の片隅にでも入れといてください。役に立ちます。

2017年01月17日

月経前症候群(PMS)

みなさんは、月経前症候群(PMS)という言葉を聞いたことありますか。男性の方はあまり耳にしない言葉でしょう。女性の方は聞いたことあるとは思いますが、その症状まで詳しく知っている方は少ないかもしれません。

なぜ、女性でも詳しくないと考えるか。不思議に思う方も多いでしょう。当院は女性の患者さんが多く、主訴(例:腰痛・坐骨神経痛等)について問診して排卵日あたりか、生理前もしくは生理中か確認すると不思議な顔をする患者さんは少なくありません。むしろ多いです。それを立証する面白いアンケートがLION株式会社のHPにあります。下記アンケート結果をご覧ください。

(LION株式会社HPより抜粋)

いかがでしょうか。勿論アンケート対象者は女性のみです。女性も詳しくは知らないと少しは信じてもらえたでしょうか。

月経前症候群とは

生理の3日から10日前に起こる精神的症状や身体的症状等のことを言います。
それらの症状は生理が始まると同時に軽減するもしくは生理終了とほぼ同時期に消失します。

原因

『排卵のリズムがある女性の場合、排卵から月経までの期間(黄体期)にエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されます。この黄体期の後半に卵胞ホルモンと黄体ホルモンが急激に低下し、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことが、月経前症候群の原因と考えられています。しかし、脳内のホルモンや神経伝達物質はストレスなどの影響を受けるため、月経前症候群は女性ホルモンの低下だけが原因ではなく多くの要因から起こるといわれています。』
(日本産科婦人科学会HPより抜粋)

⦿精神的症状
情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害など

⦿自律神経症状
のぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感など

⦿身体的症状
腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなど
(日本産科婦人科学会HPより抜粋)

 

上記の他に珍しいのが、風邪症状(発熱、喉の痛み、鼻水、頭痛等)です。これらに関しては2016年3月 経絡治療学会学術大会で症例発表しました。
この時の風邪症状は病院で処方された抗生物質や風邪薬を服用しても症状に変化はありません。

私はもしかしたら月経前症候群(PMS)かもと思ったら早目の治療をおすすめします!

不妊治療

月経前症候群(PMS)の治療は、昨今多い不妊治療にも繋がっていきます。当院で早い段階(結婚前など)から鍼治療をしている方の妊娠する確率は抜群に良いです。なので、一日も早い治療が望ましいと考えます。
子供が欲しいと思ってからではなく、そう思う前から将来を考えご自身の身体を治療することが肝要です。

2016年12月17日婦人科疾患:婦人科疾患

首の痛み(ストレートネック)

ストレートネックやスマートフォン症候群って言葉を聞いたことありますか?

そのまま訳すと「まっすぐな首」。そうなんです、首がまっすぐなんです!首と言っても首の骨(頸椎)の前弯が足りないのです。前弯?そんなのあるのって思った方もいるのでは?
症状としては下記の症状が出ます。

<症状>
一番多いのは首の痛みやコリ、肩こりを強く感じます。寝違えることが多い人も可能性としてあります。他には、頭痛・頭重感、眩暈(めまい)、目の疲れ、ドライアイ等。神経症状としては肩、肘等の腕の痛みや痺れ。

 

続いて脊柱(背骨)についてです。

上の図を見てください。これは左側面から見た図です。
もうお分かりだと思います。頸椎(首の骨)が前弯しています。ここが真っ直ぐになっている人のことをストレートネックやスマートフォン症候群と言います。

なぜ、真っ直ぐになってしまうのと疑問が出てきたかと思います。それは、下を向く時間が多いからです。仕事や勉強やスマホを操作している時に。今度、電車に乗った時にスマホを操作している人と本を読んでいる人を比較してください。スマホを触っている人の方がより下を向いています。猫背の首バージョンのようなものです。

これらの骨の変形も治ります!但し先天的にストレートネックの方は難しいです。
治療をしてしっかり治してあげれば、数年は再発しません。でも治った後も3か月から半年に1回のペースで治療を継続して頂きたいです。再発防止のために。

予防治療(再発防止)こそあなたの生活改善に繋がるからです!

2016年11月16日